いじめや不登校にかかわる子供は、何か一方的な子が多いように感じます。自分のことを一方的に話す、人の痛みを感じない、など人との関係をうまく持てない、あるいは持たない子が多いように思います。彼等を治療する時、一緒に何かをやることで心が開かれ、うまく関係が持てるようになるのを経験します。キャンプに行って一緒に料理に打ち込む。すると料理をするという方向に注意が行くためか、うちとけて話すようになるものです。一緒に凧を作り、揚げるのもよいでしょう。いじめも不登校も、身近に打ち解けることの出来る人がいれば、かなり減ると思います。打ち解ける最も近い距離にいるのが家族や兄弟です。言い替えれば家庭が大切な役割を果たしているのです。何度も言いますが、家族揃っての食事、団らんをもう一度見つめ直して下さい。
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