プーこどもクリニック 静岡県浜松市中区西伊場町の小児科・アレルギー科に対応する医院です。

プーこどもクリニックは静岡県浜松市中区西伊場町の小児科・アレルギー科に対応する医院です。アトピー性皮膚炎や子育てに関するアドバイスを行っています。

■ 閉院のお知らせ

プーこどもクリニックは2022年3月10日をもちまして閉院いたしました。

これまでのご利用を感謝いたします。
ありがとうございました。

今後のご連絡は、ホームページの
お問い合わせメール欄からお願いいたします。

 

 

母親からの質問

母親からの質問

Q


授乳中ですが、市販の風邪薬を飲んでもこどもには問題ないでしょうか?
 

A


授乳中に母親が薬を飲むことで、母乳を介してこどもに悪い影響の出るものが、およそ80種類ほどあるそうです。抗がん剤や放射性医薬品などは細かな注意を与えられているでしょうが、頭痛薬や胃薬の類では知らずに飲んでいる母親がいるかもしれませんので、注意が必要です。一番は母親が主治医に授乳中であることを伝えて指導を受けておくことです。たとえばアスピリンは一般的な薬ですが、これによる乳児の中毒も報告されております。
最近はこの問題が大切なことが理解されてきたようで、電話相談や情報窓口が開設されるようになりました。
 

Q


熱が高いときに解熱剤を使って一時的に下がっても、またすぐに上がってしまいます。解熱剤は何度も使ってよいものでしょうか?
 

A


発熱は親にとってたいへん心配な症状でしょう。実際にあわてて救急車を要請する家族もいまだに見られます。発熱は生体防御反応のひとつですから、風邪などは発熱により抗体産生が進みます。解熱剤はこれを止めてしまうので、嘔吐や咳がひどくなく、全身症状もそれほど悪化していなければ、冷やすだけで解熱剤を使わないほうがよいと考えています。熱が出たらすぐに解熱剤を使うよう指示する小児科医もまだ多いようですが、夜間眠れないとき以外はなるべくは控えたいものです。実際に、そのようなお話をしますと、ほとんどの親は解熱剤を使わないで乗り切っています。呼吸がおかしいとか嘔吐するとか心配なら連絡をするようにといって、安心してもらえば、解熱剤を何回も使うようなことにはなりません。小さなこどもに成人が使うような坐薬を処方されていることもあり、安易な使用は医師も親も控えたいものです。
 

Q


インフルエンザにはワクチンがありますが、かかってすぐに飲めばすぐによくなる薬があるのに、どうしてワクチンをやる必要性があるのでしょうか?
 

A


たしかにインフルエンザにかかった時、早めに(48時間以内といわれています)抗インフルエンザ薬を飲めば、熱も早く下がって楽になりますが、予防にはやはりワクチンしかありません。かかってから治療するのではなく、かからないようにしておくことが大切です。また、抗生物質に抵抗する菌が出てきているのと同じように、この薬に抵抗するインフルエンザウイルスが広がる可能性もあります。ワクチンにより、新しいインフルエンザの型に対しても、基礎となる免疫がワクチンで作られていればある程度は対抗できるとも言われており、現在のところ、やはりワクチンが必要でしょう。
早く公費で受けられるようにして欲しいものです。
 

Q


こどもの髪にトリートメントやムースを使ってもよいでしょうか?
(4歳 女)
 

A


原則として何もつけないほうがよいでしょう。こどもの皮膚は弱いので、かぶれたりすることがあります。最近、小さなこどもの髪の毛を染めているのをよく目にしますが、そのためにかぶれてひどい皮膚炎を起こすことが問題になっているようです。もしもお子さんの髪がパサパサで気になるようでしたら、ベビーオイルなどを用いるほうが安全ではないかと思います。ところで、ムースが必要になる場合って、どんな時なんでしょう?
 

Q


こどもの爪を切っていて思いましたが、爪の半月と健康には関連ありますか?
 

A


結論から言いますと、関係ないようです。爪の形は凹型の、いわゆる「スプーンネイル」と呼ばれるものがあっても、病気でない人がいます。普段と違う色や形になったときは注意が必要でしょうね。
 

Q


とにかく風邪ばかりひいています。4歳までに3回も入院しています。喘息でもなく、他の病気は何もしていません。これでは心配です。これから身体を鍛えるにはどうしたらよいでしょうか?
(4歳7ヶ月 女)

 

A


風邪をよくひく子をみると、家族の中にタバコを吸う人がいることがよくあります。気管支喘息や気管支炎、肺炎を起こしやすくなる原因となりますので、こどものいる家庭では禁煙がいまや常識です。毎年何人もタバコを間違って食べたためになくなっていることを思うと、家庭にタバコを持ち込むことは「虐待」と呼んでもよいと思いますね。また、部屋の換気が十分でない、エアコンのフィルターが汚くカビが発生している、なども呼吸器感染の原因となります。すなわち、住環境を見直すことが大切です。鍛錬としては、好き嫌いのないバランスのとれた食事にすることが第一、次に皮膚を鍛えるのが効果的です。乾布摩擦あるいはかたく絞ったタオルでの摩擦が有効です。皮膚がかるく赤くなるのを目安にします。
 

Q


外に出るとすぐに靴を脱いで裸足で走りまわります。トゲが刺さると大変だと思って心配しています。どうしたら靴を履いて遊んでくれるでしょうか?
(3歳8ヶ月 男)

 

A


それまで足になにもつけないでいたのに、急に靴下とか靴を履かされると、嫌がる子がいます。別に慣れるまで無理しなくてもいいのではないでしょうか。嫌がる原因に、靴が小さすぎて痛いためいやがることがよくありますので、大きさに一度注意を向けてください。裸足は気持ちのよいものです。危なくないようなら、裸足のまま遊ばせてあげてもよいと思いますよ。
 

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